研究会・シンポジウム

Activity

イベント実施記録

  • イベント

    「舞台芸術における著作権の課題~文化資源の有効活用にむけた情報共有」

    日時:2019年12月2日(月)15:00〜17:00
    会場:早稲田大学 早稲田キャンパス7号館 206教室
    参加費無料

    本イベントの開催記録をPDFとして公開しました。(2020.7.3)
    PDF

    chosakuken-event2019
    登壇者:坂手洋二氏(燐光群 主宰、劇作家)、福井健策氏(骨董通り法律事務所 弁護士)、君塚陽介氏(公益社団法人日本芸能実演家団体協議会 実演家著作隣接権センター 著作隣接権総合研究所)、辰巳公一氏(国立国会図書館関西館 電子図書館課 課長補佐)、中西智範(早稲田大学演劇博物館 デジタルアーカイブ室)

     舞台芸術はさまざまな要素から構成される総合芸術です。台本・戯曲や美術、演出、衣裳、照明、演技、音楽などが複合的に組み合わさり、時空間的に構成されるため一過性の表現が主体となりながら、文字や映像・画像などの有形の記録資料として残る場合もあります。舞台芸術の文化的・社会的な価値をより高めるために、有形・無形などの性質を問わず、舞台芸術総体として保存し活用することの重要性が、さまざまな場所で認識されています。しかしながら、総合芸術という性質が、保存・活用を難しくさせているという側面もあります。
     第一部では舞台芸術を構成する要素(著作性をもちうる可能性のある要素)を概観するとともに、第二部では舞台芸術の保存・活用の際に考慮されるべき著作権などの権利事項についての講演を行います。
    また、パネルディスカッションでは、保存・活用の促進のために望まれる制度面や政策、業界基準などの点について意見交換の機会となることが期待されます。

    <構成>
    ○挨拶
    ○第一部講演 坂手洋二氏(20分)
    ○第二部講演 福井健策氏(20分)
    ○休憩(10分)
    ○パネルディスカッション 登壇者5名(50分)
    ○質疑応答